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デジタルコミックの制作について グレースケールからのトーン化 コミックワークスを使って制作

背景へクルマを貼り込む方法





画像処理ソフトでデジタルコミックの制作

手書き原画の取り込み

原稿用紙に絵を手書きします。

画像処理ソフト(フォトショップなど)を立ち上げてから、取り込み作業に入ります。

手書きの原稿をスキャナで取り込みます。
カラーモードはグレイ・スケール。
解像度は600dpi

明るさ・コントラストは、スキャナの標準設定では、線が途切れたり、太くなったりする
場合があるので、若干の調整が必要になることがあります。

取り込んだ画像の、傾きを修正します。
続けて明るさ・コントラストでアンチエイリアスを除去します。

原稿サイズに合わせます。
(あらかじめ、原稿サイズのグレースケール画像を作っておき、
そこに新規レイヤーとして貼り込みます。)

新規に保存します。

汚れ・線の途切れなどを修正します。
線の途切れは、範囲指定や流し込みの作業時に手間がかかるので、
極力修正しておきます。

PSD型式で保存すると便利です。




背景などを貼り込む

背景・効果線などを貼り込みます。
* 素材集の使い方を参照してください。





グレースケールからのトーン化

 1 フォトショップで
   トーン化

新規レイヤーを追加し、始めに白く塗りつぶします。

レイヤーのモードを標準から乗算に変更します。

影などをブラシで塗っていきます。

トーン化は、カラーハーフトーンを使います。
(フィルタ → ピクセレート → カラーハーフトーン )

参考
ダイアログの最大半径は 60番台のトーンを作る場合の目安。
600dpiの原稿で、線数60は、600÷60で10 pixe に設定します。l
50番台のトーンの場合、線数55は、600÷55で11 pixeです。
40番台のトーンの場合、線数50は、600÷50で12 pixeです。
(1200dpiは線数60は、1200÷60で20 pixe に設定します。)

ハーフトーンスクリーンの角度は、チャンネル1で 45 です。

注  販売されているトーンとは異なりますので、重ねるとモアレが出ます。



 2 ペイントショッププロで
   トーン化

新規レイヤーを追加し、始めに白く塗りつぶします。

レイヤーのモードを標準から乗算に変更します。

影などをブラシで塗っていきます。

トーン化は、ハーフトーンを使います。
(効果 → アーティスティック効果 → ハーフトーン)

参考
ダイアログで、パターンはラウンド。
60番台のトーンの場合はだいたいサイズ 6 が目安です。
スクリーンの角度は 45 です。

注  販売されているトーンとは異なりますので、重ねるとモアレが出ます。



追加トーンを貼り込む。
パワートーンなどのプラグインを利用してトーンを貼り込みます。


ホワイト処理
はみ出しなどをホワイトで修正します。
ホワイト用レイヤーを追加して作業すると便利です。




レイヤーを統合します。

処理が終わったら、レイヤーを統合します。
最後に、ぼやけ(アンチエイリアスなど)がないか確認します。
* 2階調化・明るさ・コントラストなどでアンチエイリアスを除去します。

新規に保存します。
(PSD型式・EPS型式など、印刷所の指定する型式)





コミックワークスを使って制作

 1 原画を直接取り込む

コミックワークスを立ち上げます。

あらかじめ、原稿サイズのグレースケール画像を作っておき、
そこに新規レイヤーとして貼り込みます。

他の画像処理ソフトと同じく、手書きの原稿をスキャナで取り込みます。
(レイヤー → インポート → TWAIN32機器から追加)
カラーモードはグレースケール。
解像度は600dpi

レイヤーの位置を調整します。

取り込んだ画像の、傾きを修正します。

2階調化します。
(フィルタ → 効果 →閾値を基準に2階調化)
スライダーで任意の明るさに調整します。

汚れ・線の途切れなどを修正します。
線の途切れは、範囲指定や流し込みの作業時に手間がかかるので、
極力修正しておきます。

新規に保存します。



 2 他の画像ソフトから
   インポートする

他の画像処理ソフトで処理した原稿ファイル(PSD)を開きます。
PSD型式に対応していますので、レイヤー構成は、そのまま再現されます。



 背景などを貼り込む

背景・効果線などを貼り込みます。
* 素材集の使い方を参照してください。


1 画像ソフトで処理したあと、背景画像をコピーします。
2 コミックワークスに貼り込みます。
  (編集 → 貼り付け)

 *新規レイヤーとして、画面左上に貼り込まれますので、所定の位置に調整します。
 *インクレイヤーに変更します。
   (レイヤー → モードの変更 → モノクロレイヤーに変更)


 
 コミックワークスで
 トーン化

トーン用のレイヤーを追加します。
(ここでは、グレースケールレイヤーを追加します。)

影などをブラシで塗っていきます。

グレースケールレイヤーをインクレイヤーに変換します。
(レイヤー → モードの変更 →  モノクロレイヤーに変更)

レンダリングオプション設定のハーフトーン設定
セル形状は網45度
線数は60番台で60線、50番台のトーンは55線などが目安です。


うちでは、主にトーン処理はコミックワークスで行っています。



 追加のトーンを貼り込む

コミックワークスの効果トーン・模様トーンなどを貼り込みます。
トーン用のインクレイヤーとつなぎ線用のレイヤーを追加します。

* つなぎ線用のレイヤーは、選択範囲などで漏れ広がるのを防ぐため、
   線の途切れを補正するためです。トーンの貼り込みが終わったら、
   最後に消します。

* コミックワークスには、デリータトーンが標準で入っています。
    http://www.comic-works.com/


 ホワイト処理

はみ出しなどをホワイトで修正します。
ホワイト用レイヤーを追加して作業すると便利です。



 レイヤーの統合

すべてのレイヤーがモノクロ(インク)レイヤーになっていることを確認します。
画像を保存します。

新規レンダリングし、レイヤーを統合します。
(編集 →表示画像を新規レンダリング )

レンダリングオプション設定のハーフトーン設定
セル形状は網45度
線数は60番台で60線、50番台のトーンは55線などが目安です。



 
 保存します。

統合された画像を保存します。
(ファイル → 別ファイル型式にエクスポート)
PSD型式で保存します。





デジタル入稿の注意点

原稿サイズは、本のサイズ!

デジタル入稿の時は、A4サイズの本を作るときは、A4サイズで原稿を作ります。
(目安として上下左右 各プラス2〜3ミリ)

印刷所の製本の都合で端がずれてしまう場合がありますので、上下左右に2〜3ミリほどはみ出すようにします。
また、裁ち切りの場合、端が切られることもありますから、重要な絵やネームはギリギリには配置しないようにします。

印刷所によって、指定が違います。
疑問がある時は、必ず問い合わせましょう。







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